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ウエットクリーニングについて

汗の変色トラブルをなくしたい!

汗のしみ込んだ衣類は、きちんとお手入れしておかないと、嫌なニオイを発したり、変色したりします。中には、クリーニングしてからしまっておいたはずの衣類に、変色トラブルが発生した経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。


Before
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After
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クリーニング済みの衣類が変色する理由のひとつには、汗を十分に落とせていないことが挙げられます。

多くのファッション性の高い衣類は、クリーニング店では、ドライクリーニングが行われるのが通例です。ドライクリーニングは、型崩れや風合い変化を起こすことなく洗うことができる洗浄方法だからです。

しかし、ドライクリーニングは皮脂などの油汚れを落とすことができますが、汗の水分以外の成分である塩分や尿素などを、ほとんど落とすことが出来ません。時間の経過とともにこれらの残留成分が酸化して、黄色く変色したり、染色の一部を褪色させたりしてしまうのです。


平成28年12月1日に改正された洗たく記号では、商業クリーニング記号が加わりました。商業クリーニング記号のうち、ウエットクリーニング記号では、特殊な技術を用いた業者による繊維製品の水洗い処理(洗い、すすぎ、脱水、乾燥までの工程)を規定しています。当社では、夏物衣類の仕舞洗いでは、お品のご着用の状態から判断して、ウエットクリーニングが適している場合には、必ずお勧めしています。


ウエットクリーニングの手順  1点ごとの緻密な手作業

 
①事前に、お預かり時のお品の寸法、シミ・汚れの状態などを記録します。

image.jpgのサムネイル画像 クリーニングカルテの作成 
ウエットクリーニングを実施する場合は、お預かり品の状態、各パーツのサイズ、デザインの特徴、その他の情報を必ず事前に記録します。


arima1.jpg男性のズボンにお勧めです。今年も猛暑で、ズボンがグッタリしていませんか?ドライクリーニングとウエットクリーニングのダブル洗いで、ゴワゴワ、ベトベトをスッキリさせましょう! 職歴31年、工場長の有馬万智です!


②まず、ドライクリーニングします。

皮脂や食べこぼしなどの油性汚れを落とすために、最初にドライクリーニングします。
最初にドライクリーニングすることで油性汚れを取り除き、水性汚れを落としやすい状態にして、水洗いで衣類にかける負荷を小さくすることができるので有効です。『ドライクリーニング×』表示のお品については、ウエットクリーニングする前に、皮脂や食べこぼしなどの油性汚れを、しみ抜き専用機械で部分的にしみ抜きします。


③次に、お品に合わせた水温と洗剤で1点ごとに慎重に手洗いします。

ゆすぎや脱水にも注意を払いつつ、仕上げ剤や糊を付与して、クリーニング(洗浄)のフィニッシュ。重みで型崩れの無いように厚みのあるハンガーで吊るし干し、または平干しで自然乾燥します。シミが残る場合は、別料金になりますが、シミの状態に合わせた処理方法で漂白します。

arima2.jpg女性の大切なお出かけ着にも安心です。 襟の汚れや、ワキの汗ジミもきれいに落とします。夏物ニットにはもちろんですが、ワンピースやスーツにもお勧めです。当社でウエットクリーニングしておけば、変色の防止にもなり安心ですよ。


④ハンドアイロンで復元成形プレスします。

事前に作成した記録を基に、シミ・汚れの除去具合を最終確認し、いよいよプレスです。各パーツのサイズだけでなく、デザインやシルエットを、技術者がハンドアイロンで復元します。

arima3.jpg『仕上げ』は『洗い』以上に重要です!ウエットクリーニングは、仕上げに非常に手間がかかりますが、妥協せずに取り組んでいます。仕上げは、センス、理論、細かな気配り、そして実践あるのみ、と指導の場では伝えています。


料金表(集配)のページへ


まとめ 変色トラブルをなくしたい!

ウエットクリーニングは、食べ物や飲み物、汗や尿や吐瀉物、血液などが広範囲に付着している場合に、汚れやシミの除去を目的に実施しますが、実はそれだけではありません。


お預かりの時点ではまだ顕在化していない汗や飲料のシミが、時間経過とともに黄褐色に変色したり、染色をも破損して褪色したりした場合には、その修正のために漂白や染色補正など、衣服に対して掛かる負荷がより大きな処置が必要となってしまいます。ウエットクリーニングは、見た目には分からない潜在的な水性のシミを除去し、変色を未然に防止することを目的に実施することもあるのです。


当社では、実際のクリーニング作業も兼務する専属の係りが、お客様に定期的に伺う営業形態をとっております。この定期的に伺う営業形態では、お客様個人に深く関わらせていただく場合が多く、ご着用のシーンや目的、クリーニングの回数や頻度、ご着用の癖ばかりでなく、その衣服に対しての思いまでをも自然と把握することが可能となります。その結果、シミの顕在化や変色の未然防止を目的としたウエットクリーニングを的確にご提案できるのです。


ウエットクリーニングの注意点

ウエットクリーニングは、割増料金でクリーニングするためのメニューではありません。

長年の経験から、組成や洗濯表示を参考に、お品の状態をよく拝見して、お客様のご了解を得たうえで追加料金を頂戴せずに最初から水洗いする場合もあります。


ウエットクリーニングが最適であるとは限りません。

ウエットクリーニングをご希望であっても、専門家としてそのリスクを十二分に認識しておりますので、ブラックライトを用いて潜在的な水性のシミの有無を確認したうえで、形態、風合い変化の起きにくいドライクリーニングが最適であると判断する場合があります。


若干の形態・風合い変化が起きる場合もあります。

スーツやアンサンブルなどのお品は、セットでクリーニングにお出しください。
ウエットクリーニングの目的自体が、『水性のシミや汚れの除去を、ファッション性を損なわないように行う』という、水洗いによるメリットとそのリスクの微妙なバランス関係の上にあることを、あらかじめご了承ください。

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